南池袋地区では、防災生活圏促進事業の中でまちづくりの会の発案によるまちづくりが行われました。主な成果には次のものがあげられます。
防災生活圏促進事業についてまとめた小冊子はこちらをご覧ください。
雑司が谷地区のまちづくりの成果はこちらをご覧ください。
3つの井戸広場
井戸広場とは地区内に残っている井戸を保全し、災害時の水として利用できるように整備したものです。防災生活圏促進事業では地区内に3つの井戸広場を整備しました。共通の名称として「○○の水」という呼びかたにしています。
整備後
整備前
番神の水は最初にできた井戸広場です。東通りからから続く表の道が番神通りという名前であることから名づけられました。
行き止まりの路地の中にある井戸の流しを整備し、掲示板となりバケツも置ける和風の小屋を設置しました。屋根の下にはシンボルプレートをつけています。
整備後
柳の水は、もともと道路からやや奥まった位置にあった井戸です。井戸を横引きして道路からも使いやすいように整備しました。
整備後
整備前
七曲りとは、鬼子母神の参道から大鳥神社に抜ける路地の名前です。クネクネと7回曲がることからこう呼ばれています。この七曲りの中ほどに昔から近所の共同井戸として使われていた井戸を整備しました。
電柱の点検
まちづくりの会では、地区内を点検して防災上の課題を探しました。その中から出てきたのが電柱です。
それでなくても狭い道の両側に電柱が立ち、ますます道路を狭くしていることが判りました。
そこで、特に防災活動上重要な場所で支障となっていた電柱を見つけ、東京電力とNTTに移設のお願いをしました。
整備後
整備前
この場所は救援センターとなっている南池袋小学校の前の道路です。電柱が支障になって緊急車が入れなくなっていました。
そこで、道路にはみ出ていた電柱を細い電柱にして学校の敷地内に移設しました。控えの柱もワイヤーにして細くしました。
いろいろな事業者や区内部の協力をいただき、電柱の移設が実現しました。
お楽しみコーナー
消火器の体験
ご老人から子どもまで、楽しみながら防災訓練ができるようにという主旨で防災まちづくりイベントを行いました。
毎回、200人から300人もの人たちが参加して、いろいろな防災訓練を行ったり、お楽しみコーナーで食べ物に舌鼓を打ちました。
手づくりコーナー
防災まちづくりの紹介
このイベントは、池袋南地区まちづくりの会と雑司が谷地区まちづくり協議会が共催し、雑司が谷・南池袋地区の各町会が協力して行われました。
イベントを通して町会どおしの連携を深めることも目的となっていました。
検討会
南池(みないけ)ふくろう広場は、雑司が谷保育園の跡地にできた、面積547㎡の公園です。
まちづくりの会では地元の皆さんを交えて検討会をつくり、計画づくりを行いました。
開園式
整備後の全景
南池ふくろう広場は、地域の防災活動に役立つようにと、中央に広場にし、かまどベンチや災害用トイレ、深井戸(弦巻の水)、防火水槽などが設置されています。
地域の皆さんにお集まりいただき、盛大に開園式を行いました。
あさがお会
弦巻の水
公園の維持管理は、地元の皆さんとまちづくりの会が協力して組織されたあさがお会の皆さんが行っています。
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