まちづくりの成果(雑司が谷)

雑司が谷のまちづくりの成果

雑司が谷地区では、不燃化促進事業を行うと同時にまちづくり協議会による提案型のまちづくりが行われました。主な成果には次のものがあげられます。


  • かきのみ広場
  • 防災ウォークラリー
  • 雑司が谷防災マップ
  • 緑のこみち

  • 南池袋地区のまちづくりの成果はこちらをご覧ください。


    雑司が谷防災マップ

    雑司が谷地区は、建物が密集しており、道路も4m未満のものがほとんどで、しかも迷路のように入り組んでいます。災害の危険度が非常に高い地区です。

    一方で、いまだに多くの井戸が残り、豊かな緑もたくさんあります。これからの現況を把握し、災害時に危ないもの・危ないところと、災害時に役立つものを地図にまとめたのが「雑司が谷防災マップ」です。

    この防災マップをまとめるために、協議会の皆さんがまちなかを点検し、情報を寄せ合いました。

    防災マップは1998年(平成10年)に作られました。15年以上を経て、地区は大きく様変わりしました。


    防災マップはこちらこちらで見ることができます。


    緑のこみち

    雑司が谷墓地の周囲は、かつては万年塀になっていました。中が見えないようにつくられていたのですが、広域避難場所である墓地への入口が少なく、万年塀自体も地震で倒壊する恐れがあり、避難上の課題となっていました。また、景観的にも雑司が谷の雰囲気に相応しいとは言えないものでした。

    1984年度(昭和59年度)に行われた不燃化促進事業調査において、墓地廻りの道は「インナーリンク」という名前で、万年塀の撤去と墓地外周道路の拡幅による墓地への避難安全性の向上と消防活動困難地区の解消が提案されました。

    不燃化促進協議会では、インナーリンクを実現すべく活動しました。墓地の現況を調査し、また近隣住民へのアンケート調査を1987年(昭和62年)に行いました。その結果、墓地内部が見えることを気にする人は少なく、むしろ防犯上危険であるとの意見も寄せられました。それを受けて、協議会ではインナーリンクの実現を区長に提言しました。豊島区では東京都への協力要請を行いました。しかし、東京都では管理上の理由から実現にむけた動きをしてくれませんでした。

    協議会ではその後も機会があるたびにインナーリンクの実現を要望しつづけていました。

    事態が動いたのはそれから14年後です。東京都の防災都市づくり重点地区に雑司が谷地区が選ばれ、都から墓地の万年塀を撤去してフェンスにしたいとの連絡がありました。それを受けて雑司が谷地区まちづくり協議会では東京都に対して境界部の生垣化の要望書を提出しました。

    その後、東京都とまちづくりの会の協議が行われました。東京都では生垣にすると維持管理が大変という理由でなかなか承諾してくれません。そこでまちづくりの会では、維持管理は住民組織が行うという提案をしました。そこで東京都もようやく生垣化を認めたという経緯があります。協議の場でまちづくりの会からは、以前行った墓地の調査の結果をふまえ、墓地内部に空地がある部分では歩道状空地を整備することも提案し、それも認めていただくことができました。

    生垣化の工事は1998年度(平成10年度)から3年にわたって行われ、2000年度(平成12年度)に完成しました。右の写真は整備前と整備後の様子です。この緑のこみちの整備によって、雑司が谷を代表する景観が生まれました。

    この生垣を守り育てるために組織されたのが、緑のこみちの会です。

    毎月第4土曜日を活動の日にして、生垣の管理のみならず、道路の清掃や花の植え付けなども行っています。

    2014年(平成24年)に雑司が谷地区が公益社団法人日本ユネスコ協会連盟の「プロジェクト未来遺産2014」に登録された際にも、選出の理由の1つに緑のこみちの会の活動があげられました。

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